Rene’Gabriel（ルネ・ガブリエル）ダイニングテーブル

フランスで買い付けたRene’ Gabriel（ルネ・ガブリエル）によるダイニングテーブルです。

このダイニングテーブル・シリーズ「mobilier d’urgence（応急の家具）」は、戦争による被害を受けた人々のために設計されました。

第二次世界大戦の終結直後、フランス政府は、住居を失った人々に家具付き住宅を提供する復興計画を実施。

その中で特に甚大な被害を受けた都市ル・アーブルの再建を担当した建築家Auguste Perret（オーギュスト・ペレ）が、この計画の一環としてガブリエルに家具デザインを依頼しました。

このテーブルは、効率的な輸送を考慮し、すべてのパーツが分解可能な設計になっています。

そのため、大量生産・大量輸送が可能でありながら、機能性と美しさを兼ね備えています。シンプルでありながら洗練されたデザインは、当時の社会状況に適応しながら、現代でも魅力的な佇まいを持っています。